―あらすじ―
舞台はアメリカ、マンハッタン。自由と平等を求め、移り住んでくる移民たちが大勢いた時代。
そして、ウエストサイド地区にはふたつの不良グループの対立が勢いを増していた。
一方はポーランド・イタリアからの移住民でリフをリーダーとするジェット団。
もう一方は、プエルトリコからの移民でベルナルドをリーダーに据えたシャーク団。
ウエストサイド地区を管轄するシュランク警部はそんなふたつのグループの諍いを見かね、
ある日、お互いの”仲直り”のために彼らをダンスパーティーに誘い出す。
初めは気が進まないリフやベルナルドだったが、「今度こそ決着をつける」と意気込み、
ダンスパーティーに参加することを決意する。
そこで、リフはジェットに有利になると考え、ジェット団元リーダーで今は真面目に働き、
なによりシュランクに顔が利くトニーをダンスパーティーに誘う。
また、ベルナルドはアメリカに来てから日の浅い、かわいい妹のマリアを一緒に連れて行く。
その晩のダンスパーティー会場。シュランクの手前、嫌々ながらもジェットやシャークは互いに踊り合う。
その中で、運命に引き逢わされるトニーとマリア。
そして、２人は一目で恋に落ちた――。
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