リベルテ組
 












ロナン・マズリエ

[父の復讐を誓う青年。恋を知り人間の尊厳に目覚める]

大島 雪峰
1789 楽屋便り 
 
俺を突き動かすものは、この心に燃える復讐の炎。

あの日、父さんは奴に殺された。悲鳴、血、涙...光を失う瞳。
気がついたら、走り出していた。かならず、このてで、かたきをとってやる。あいつを、ころしてやる...!!!
身体がぼろぼろになり、動かなくなってもこころだけは燃えていた。

でも、パリに出てきて俺は気づかされた。この復讐を成し遂げるためには、心に燃える炎のままがむしゃらに動いたのではいけないということに。
だから俺は、学び始めたんだ。そこには全く知らない世界が広がっていた。学んでいく中で、人の心やそのつながり、人々の生活の仕組み、たくさんのことを知った。

...復讐の炎とは違う、でも同じ心に燃え上がった、初めての感情も。


いつのまにか、奴への復讐心は、この国を変えたい、という思いとして燃えるようになった。
でも立ちはだかる壁は分厚くて高い。
俺が、やるべきことはー。


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