エガリテ組
 












ジョルジュ・ダントン

[フランス人のエスプリを持つ、人間味あふれる革命家]

田中 夢叶
1789 楽屋便り 
 
やあ、そこの君!
パレ・ロワイヤルへようこそ!パリは初めてかい?

俺はジョルジュ・ダントン。こう見えても一応弁護士だ。何か困っていたら相談に乗るぜ?
お代?そんなものいらねえよ!

まあいい、そんなことより君のことだ!
……ああ、やっぱりパリは初めてだろう。

パリはいいところだぞ!何てったって花の都だ!
華やかで活気がある!
女達も明るくて美人揃いで目移りしちまうだろ?

知り合いに1人、混沌だ猥雑だなんて言う奴もいるが、俺は賑やかなのが気に入ってる。
ここパレ・ロワイヤルは色々な人が集まってくるからな。
その最たるものかもしれないぜ。

だが、昔に比べればやっぱり活気が落ちててな……。
ここに来るまでにもきっと見てきたろう?
今年の冬は寒くてな。
パリだけじゃなくてフランス全土でひどい食糧不足なんだ。
みんなその日食べるパンにも困ってる。
何とかしてやりたいんだがなあ……。

俺は幸せなら貧しかろうがなんだろうがいいと思うんだ。
幸せって大事だろ?
生きるために必要なもんだ。
幸せじゃないのに生き続けるのは辛いもんがある。
俺はとにかく、家族、友達、そんで隣の名前も知らない奴もみんながただ幸せだって笑ってる国にしたいんだよなあ。

おっとしんみりしちまったな!
悪い悪い。

といっても俺がパレ・ロワイヤルに入り浸って何もしてないわけじゃないぜ!
みんなが幸せに暮らせる世界ってやつを目指していろいろ頑張ってんのさ。
仲間を紹介してやろう!
おーい!
デムーラン!ロベスピエール!
……お、気付いた気付いた。
俺達の力で国を変えてやろうぜ!
君もこないか?


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